デザイナーについて
Tove & Edvard Kindt-Larsen
1930年から1960年にかけてのデンマーク家具デザインの発展における中心人物であったトーヴェとエドヴァルド・キント=ラーセン(1906–1994/1901–1982)は、先見性に富むデザイナーであり、夫婦でもあった。家具、銀器、ジュエリー、テキスタイルなど多岐にわたる作品を手がけた多作な二人は、従来の「家具一式」を避け、スタイルや用途、気分に応じて選び組み合わせられる個別で柔軟なデザインピースを提案したことで、デンマーク家具デザインの新時代の到来を告げた。これは、デンマーク人のインテリアのしつらえ方、さらには家具への一般的な捉え方における画期的な転換だった。 エドヴァルド・キント=ラーセンは、デンマーク王立美術学院の家具デザイン科でコーア・クリントに師事し、建築家としての腕を磨いた。コペンハーゲンの湖畔における大規模なホテル計画で高い評価を獲得し、のちには1943年から1966年にかけて自ら運営したSnedkerlaugetの展覧会での功績により、エッカースベア・メダルを授与された。 デンマークで最初期に名を馳せた女性デザイナーの一人であるトーヴェ・キント=ラーセンは、美術学院で学んだものの卒業はしていない。しかし、建築家兼デザイナーとして広く認められ、特にテキスタイルデザインと先駆的なラタン家具で高い評価を得た。1937年にエドヴァルドと結婚した時点で、すでに大工組合のコンペティションで一等賞を受賞しており、その作品は「大胆にも新たな方法で課題の解決に取り組んだ」と称賛された。彼女の家具は、品質への繊細な感性と、時代の嗜好の変化に適応するスタイルを特徴としている。
